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なぜ産後の女性は、セックスを拒むのか?

セックスレスになったきっかけを思い出すと、「子どもが生まれた後」だった人は多いのではないでしょうか?確かに出産は、1人の男と女だった夫婦が「パパとママ」になることで、性的な関係が大きく揺らぐ時でもあります。

また出産後の女性は、心身ともに育児モードになっているため、基本的にセックスを求めにくくなるという事情もあるのです。

◆産後の女性は、育児に集中するようにできている

出産を機に大きく変わるのは、女性のほうでしょう。みずからの体をフルに使っての大事業ですから、結局は見守るしかない男性とはやはり違います。

産後のセックスは、体の回復にさえ問題がなければ「1ヶ月検診が済んでから」というのが基本ですが、実際はそうもいかない女性が多いはずです。夜中の授乳などで寝不足ですし、特に初めての出産の場合は慣れない育児でてんてこまいになり、多くのママが気力体力ともに消耗しています。

また、産後の女性の体では「プロラクチン」というホルモンの分泌が増えます。これは母乳を出すために欠かせないホルモンなのですが、同時に性欲を減退させる働きもあるのです。 ちなみにセックスを終えた後の男性が、急激に性欲が冷めるのもプロラクチンの作用です。

さらに授乳すると、「オキシトシン」というホルモンの分泌も増えます。これは「愛情ホルモン」とも呼ばれるもので、わが子に愛しさを感じさせる不思議なホルモンです。 これによって女性は育児に幸せを感じ、自然と専念できるようになっています。

◆産後の妻へのいたわりが、いずれ実を結ぶ!?

ですからこの時期にセックスを断られたからといって、男性は過度に落ち込まないことが大切です。出産直後の女性は、このようにさまざまなホルモンの影響を受けている「普段とは違った状態」なのですから、まずはそれを理解してあげましょう。

もちろん男性にしてみれば、急に妻を子どもに取られてしまったような、自分だけのけ者にされたような寂しさを味わうかもしれません。しかし産後、女性が育児に没頭するのは正常なことであり、むしろそうならないほうが心配です。 「自分の妻は普通なのだ!」と思って安心するくらいでちょうどいいでしょう。

また産後の女性はとにかく疲れていますから、夫が家事や育児に協力的になることも大切です。この時期に妻を親身に支えたかどうかが、ずっと後まで夫婦関係に影響を及ぼすといっても過言ではありません。

女性にとって出産と育児は人生の一大イベントですから、その時の夫の姿勢はいつまでも脳裏に残ります。「あなたはあの時、こんなことを言ったわよね」と数十年後に掘り返されることもあるほどです。

ですから親身にサポートすれば、それがいつか妻の中で温かい思い出としてよみがえります。そして育児がひと段落して落ち着いた頃に、再び男女の関係が復活する可能性も十分にありますので、あせらず妻を気づかってあげることが大切なのです。