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更年期障害について学ぼう

1939年、アメリカのウェルナー博士の報告によって、男性にも更年期があると認知されるようになりました。 それまでは、男性には女性のような生理変化はないものと考えられていて、更年期による症状は、単なる老化現象であるとして考えられ、症状を緩和するための積極的な治療などは行われていませんでした。

男性の更年期障害について言われるようになってから日も浅いせいもあり、まだまだ一般に広く認知されていないのですが、更年期を境に性欲が激減し、セックスレス、さらにはEDになる男性は多くなっています。

◆男女の更年期の違い

女性は、閉経という明確な区切りがあり、その少し前から始まる体調の異変、更年期障害についても古くから広く知られていました。

特徴的なのはめまいやほてり、眠気といった女性の更年期にもみられる症状ですが、他にも暑くもないのに急激に汗が出る、頭痛、耳鳴りなどの症状を訴える人も多いようです。

治療方法もある程度確立されていて、つらい症状を緩和する対処療法を行いながら閉経を待つのが一般的です。

男性も、40代頃から気分が落ち込む、やる気が起きない、疲れが残るといった症状を訴える人が多くなりますが、「年のせい」「誰にでも起こることだから」と、あまり顧みられることはなく、ましてや積極的に治療を行う人はいませんでした。

ウェルナー博士の報告によって、男性にも更年期障害があることが分かってから、さまざまな研究が行われるようになっています。

男性のホルモン分泌のピークは、20代で、その後は年齢と共に徐々に減少していきます。この減少スピードが、40代を迎え得る頃にやや加速しはじめるのです。いわゆる中年太りも、ホルモンの減少によって代謝が衰えるために起こる現象です。

この時期に大きなストレスを感じるなどのきっかけがあると、減少のスピードが一気に加速し、急激なホルモンバランスの乱れがおこり、更年期障害を起こすと考えられています。

これは単なる老化現象とは違い、治療することで症状を緩和できる病気の一種と考えられています。

◆さまざまな症状が起こる男性の更年期障害

男性の更年期障害は、人によって多彩な症状を見せます。女性の更年期と同じような身体症状を訴える人も多いですが、他にも怒りっぽくなる、人をよせつけなくなるといった、性格が変わったような態度をとる人や、無気力になり、毎日やる気のなさそうな態度になってしまう人もいます。

このように、多くの症状がみられるために、体に不調が出ても「更年期障害だ」と気づくことが難しく、認知症やうつ病、カゼ、肝臓の影響など、他の病ではないかと疑われ、なかなか治療に結びつかない現状があります。

疑わしい症状がみられたら、病院に行くことをおすすめします。身体的症状の多くは、まずは内科か心療内科を受診します。精神的な症状の場合は、精神科で相談すると良いでしょう。またEDなど性器まわりの障害は、泌尿器科で相談します。

なお、この更年期障害の予防には、定期的なセックスが効果的のようです。EDやセックスレスなどが原因で、性生活を行っていない時期が長く続いている人は、男性ホルモンの減少が早くなり、更年期障害にかかりやすくなるようです。

男性は、身体をきちんとケアすれば一生現役も可能となっています。特に40代以降は無理しすぎず、ちょっとした体の変化に気を配り、きちんと対処するようにすることが大切ではないでしょうか。

夫婦は、離婚も少なく、長く円満な家庭を維持する確率が高くなります。家庭が安定すれば、人生の質も格段に高くなりますので、是非ともセックスレス解消に向けて努力しましょう。