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セックスレスはうつ病注意報?

夫婦では、セックスレスとはいっても、パートナーに対する愛情が消えたわけではない、という人が大半のようです。

2013年に相模ゴム工業が行ったセックスに関する調査をみると、セックスをしない理由として上位に上がっているのは「面倒くさい」「疲れている」といった理由で、「相手に愛がない」と回答した人は、最も多い30〜40代女性でも10%程度、その他の年齢層では男女とも5%以下となっています。

日本人全体が、セックスをする元気がないほどに忙しいという面があるのかもしれませんが、疲れていて何となくやる気が起きない、という理由の裏には、うつ病の可能性があるのではないかという考え方もあるようです。

◆増加するうつ病

うつ病は近年、増加傾向にあり、2014年には患者数も111万人を超えました。病院を受診しない人も多いため、実数は250万人を超えるのではないかとみられています。

うつ病にかかると、生活全般に対してやる気が減退しますが、特に性欲の減退は顕著です。 うつ病の問診票に、性についての質問事項を設けている病院は比較的多く、性欲の減退はうつ病を疑う一つの目安と考えられています。

うつ病の症状は徐々に進行し、急激な痛みなどの顕著な特徴もみられにくいため、自分がうつ病にかかっているとは気づかず、病院を受診しないという人も少なくありません。

愛情はあるのにセックスレス、といった状態が長く続いているのであれば、うつ病を疑ってみても良いかもしれません。

◆放置は危険!?うつ病がもたらすもの

少し前に「うつ病は心のカゼ」というコマーシャルが流れていた時期がありますが、このため「カゼならば、そのうち治る」「たいしたことない症状なんだ」といった誤解を招いているのではないかと指摘されています。

実際のうつ病は、それほど簡単な病ではなく、むしろかなり深刻なものです。うつ病の怖さは、悪化させれば高い確率で自殺に結びつくという点です。自殺者の60%はうつ病を患っていたと考えられていて、その60%のうち7〜8割は治療を受けていなかったとされています。

このことから、うつ病の疑いがあるならば早めに医療機関を受診した方が良いと考えられているのです。

◆セックスレスの解消からはじめてみる

摂食障害が進行し、栄養失調を起こすような深刻な症状であれば、速やかにうつ病の治療を開始すべきですが、身体への影響が少ない軽度のうちであれば、まずはセックスレスの解消に取り組んでみるのも有効な治療だと考えられています。

例えばEDの治療で用いられるバイアグラなどのED治療薬は、うつ病であっても効果があります。

一度でも性交が復活すると、それをきっかけにうつ病そのものも快方に向かうと言われています。これは、セックスのストレス解消効果が非常に高いことにも関係しています。 特に男性の場合はめざましい回復を見せる可能性が高いようですので、一度試してみてはいかがでしょうか。

うつ病は、現在も有効な治療法が見つかっておらず、抗うつ剤などにより症状を緩和する、対処療法が基本となっています。重症になれば、一旦は回復しても再発を繰り返す場合も多くなります。

早期に対処することは、生活の質を高めるためにも重要です。

参考:>ニッポンのセックス|セックスの回数、セックスレスetc