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満足のいくフィニッシュができない「射精障害」とは?

男性の性機能障害の中でも、射精を正常におこなえない症状を総称して「射精障害」といいます。いわゆる早漏や遅漏も含まれますし、精液が尿道口ではなく膀胱に向かってしまう「逆行性射精」という症状もあります。

◆神経系の問題によって起こる場合が多い

勃起機能に問題がなくても、射精に何らかの不具合があればセックスレスにつながる可能性があります。例えば過度の早漏は女性を満足させないまま終わってしまいますし、逆に過度の遅漏も女性側の負担が大きく、性行為の敬遠につながります。 もちろん不妊の原因にもなる射精障害もあるため、決して軽視できません。

代表的な原因としては、脊髄の損傷が挙げられます。特に胸髄や腰髄にダメージを受けている場合、射精に関わる神経が通っているため障害が出やすいといわれています。

また糖尿病も大きな原因となり得ます。糖尿病になると末梢神経に障害が生じやすくなるため、正常な射精がおこなえない可能性があるのです。

◆さまざまな射精障害

射精障害の中でももっとも多いとされているのが早漏です。何分以内という厳密な定義はありませんが、男性自身が性的満足感を得る前に射精が終わってしまうことを指します。不妊の原因などにはなりませんが、パートナーの満足度も含めたセックスの質としては、問題だと感じる人が多いでしょう。

イメージ的には男性側の身体機能の問題と捉えられがちですが、大半は心因性だといわれます。特に性欲のコントロールという観点が大きく、「慣れ」もあると考えられています。 ただし一部の男性では包茎による刺激への過敏性や、尿道や前立腺の炎症などが関わっているケースもあります。

一方、射精が遅すぎる「遅漏」で悩む人もいます。マスターベーションのしすぎと言われることが多いのですが、専門家の間では性的なトラウマや、性行為への抵抗感によって無意識にブレーキをかけているなどの心因性のほうが大きいと考えられています。 またうつ病や服用している薬が原因となることもありますし、糖尿病による感覚の低下が関わっているケースもあります。

早漏も遅漏も、スピードに問題はあるにしても射精そのものは普通にできる一方、精液が膀胱内に向かってしまう「逆行性射精」はより深刻といえます。精液が尿道口に向かって放出されることをエミッションといいますが、その時に通常閉じられるはずの膀胱頸部が閉塞しないことが原因です。 そのため、性行為の後に精液の混ざった尿が出るようになります。

多くは神経系の問題であり、特に多いのは糖尿病によるものです。他にも手術やリンパ節の切除などによる後遺症も考えられます。

また、まったく射精そのものができないケースもあり、その際は射精を誘発する薬や器具などが用いられることもあります。

射精障害/wikipedia→

男性脊髄損傷者の性機能に関する基礎知識→