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女性にも性機能障害はある!~FSDってどんなもの?

性機能障害というとEDなどの男性側の問題がクローズアップされがちですが、実際は女性にも起こり得ます。例えば性嫌悪症や性交痛、オーガズム障害などです。 こうした女性の性機能障害のことをFSDといい、男性と同様に心と体が複雑に絡み合っているケースも少なくありません。

◆セックスを嫌悪する性嫌悪症

FSDの1つが、セックスに対する嫌悪感(性嫌悪症)です。最近では男性にもこの症状を抱える人が増えていますが、まだ女性のほうが圧倒的に多いといわれています。

一般的に性欲はあり、マスターベーションは可能であることが多く、あくまで相手のいる性交渉ができないというケースが多いようです。ただし必ずしも相手を嫌っているのではなく、表面上は十分に仲のいいカップルであることも少なくありません。しかし結婚後に一度も性交渉を持っていないなど、深刻なセックスレスに結びつく症状です。

原因としては、例えば過去の性的なトラウマが考えられます。性犯罪はもちろん、入浴を覗かれたというような経験も引き金となることがあります。また性病を移された経験がある、男性そのものが苦手、性器のトラブルがあった、など人によって多種多様な原因が存在します。 出産時に性器が裂け、縫合したことでセックスが恐くなった、というケースもあるのです。

◆その他、セックスを困難にするさまざまな症状

他にも、性交時のいわゆる「濡れない」という症状もまた女性の性機能障害の1つに含まれます。「膣潤滑不全」といい、ゼリーなどで対処することがあります。

また性的興奮が高まらない「性興奮障害」というものもあります。通常は性的に興奮すると、女性でも性器が充血して膣が膨張するなどの変化が起こりますが、何らかの原因でこれが見られない症状です。

そしてオーガズム障害もあります。今まで何度か性経験があっても一度もオーガズムを感じたことのない女性は多く、中にはマスターベーションであっても経験したことがない人もいます。

相手がいる場合にだけ感じられないのは「状況性オーガズム障害」といい、心理的な要因が大きいとされています。一方、どんな場合でも感じられないのは「原発性オーガズム障害」といい、マスターベーションなどで訓練するのが効果的といわれます。

他にも痛みから挿入ができない「性交疼痛症」や、膣が収縮して挿入ができない「膣痙」という症状もあります。これらをあわせて「性交通障害」といい、物理的に性交渉が難しい状態です。

一般的には身体的な問題というより、挿入への抵抗感からくるものといわれます。ただし処女膜強靭症など、まれに体そのものに問題があるケースも見られます。

このようなFSDの症状がある女性は、セックスを楽しいものと思えないためセックスレスが深刻化しがちです。場合によってはカウンセリングなども活用しつつ、何よりもパートナーが正しい知識を持って温かく支えることが必須だといえるでしょう。