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女性の性機能障害の原因とは?

女性の性機能障害(FSD)は、心が原因となっているケースのほか、加齢などによるホルモン不足などが原因となっている場合もあります。パートナーとの良い関係を保つためにも、原因を洗いだして治療への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

◆心に原因がある場合

男性のEDもそうですが、性機能障害には心因性といって心に問題がある場合が多く見られます。男性では性的なことに関わらず、例えば仕事上の悩みでも勃起障害が起こることがありますが、女性の場合は性に関連したトラウマが多いと考えられるでしょう。

レイプなどの性被害はもちろんですが、中絶や流産といった経験も心に深い傷を残します。また信頼するパートナーに浮気をされたり、性病を移されたりした過去も性嫌悪症につながる可能性があります。

他にも母親から父親の悪口を聞かされて育ったなど、男性そのものに対していいイメージを持たずに大人になった場合も、やはり性的なことを嫌悪することにつながります。厳格な家庭で、性を汚らわしいものとして育てられた場合も同じです。
実際、ある宗教の敬虔な信者の家庭で育った女性が、性交渉に罪悪感を持ってしまうケースも見られます。

もちろんパートナー本人への不満や怒りによっても、性機能障害が起こることがあるでしょう。触れられたくないほど嫌なことをされた経験があったり、乱暴なセックスをされたり、といったきっかけです。

いずれにしても問題が根深ければ根深いほど、治療には時間がかかりますし、カウンセラーなどの第三者の手助けが必要だといえます。

◆体に原因がある場合

一方、身体的な要因からくる性機能障害もあります。女性の場合、誰にでも起こり得るものとしては加齢によるホルモン不足が挙げられます。

特に閉経ごろを境として、女性の体ではエストロゲンという女性ホルモンの値が低下します。エストロゲンは女性らしさに関わるホルモン、つまり男性を惹きつけて生殖をおこなうために重要な働きをしますので、膣の分泌液を増やしたり男性器を受け入れるために弾力を増したりする作用があります。ですからこれが不足すると、膣の乾燥や収縮を招くのです。

こういった状態を「萎縮性膣炎」といい、性交時の痛みにつながります。また加齢のみならず、病気で卵巣を摘出した場合にも同じ症状が出ます。

他にも糖尿病やうつ病といった病気から来る場合もあります。また薬が原因となるケースもあり、例えば抗うつ薬は神経に作用するため性欲の低下につながりますし、避妊用のピルを飲むことで濡れにくくなる女性も多いといわれます。
ピルは卵巣のはたらきを抑制して、人工的に妊娠時と同じ状態にする薬であることが原因と考えられます。

このように女性によってさまざまな原因がありますので、FSDを扱っている婦人科やクリニック、場合によっては精神科などで相談してみましょう。

■参考URL:女性の性機能障害の基礎知識/Merck&Co., Inc.
       FSDの原因/jex Co.