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うつ病は性欲低下やEDの原因に

本文精神疾患はセックスレスの大きな原因となります。例えばうつ病になると男女ともに性欲の低下が顕著ですし、その治療薬も中枢神経に作用するものが多いだけに性機能の低下につながるものが多いのです。

◆うつ病でEDになる男性も多い

患者数が増え続けるうつ病では、何事にも気力が湧かなくなってしまいます。以前まで性欲旺盛だった人でも、病気が進行するにつれて別人のように興味がなくなることも少なくありません。

もちろん病気からくる症状ですので、パートナーを責めるのは間違いです。そうするとますます症状が悪化してしまいますから、ある程度軽快するまで性的な行為は待ってあげるのも大切なことです。
特に男性の場合は、性欲の低下のみならずED(勃起不全)を発症するケースも多いでしょう。

また服用している抗うつ薬や向精神薬の中には、性機能をさらに低下させるものもあります。神経に作用するだけに、性的興奮を鎮めてしまうのが原因です。
このような薬による男性のEDは「薬剤性ED」と呼ばれています。

特に抗うつ薬の中でも、三環系抗うつ薬や選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、またはセロトニン・ドーパミン拮抗薬などが薬剤性EDを引き起こす可能性が高いとされています。

◆EDになりにくい薬に切り替えられる場合も

このように、うつ病自体が性欲を低下させてEDにつながる「心因性ED」と、治療薬によって性機能が低下する「薬剤性ED」のどちらの可能性もあるのがうつ病だといえます。
もちろん女性においても性欲の低下や、オルガスムを感じにくいといった症状が出やすいでしょう。

また精神的な問題で起こる心因性EDの場合は、体に問題がないだけに夜間勃起や朝立ちが見られるケースが多いのですが、うつ病の場合はそれも少なくなるといわれています。

もちろんうつ病の治療を優先させるべきではあるものの、中には性機能が低下したことでますます落ち込んでしまう患者さんもいます。特に男性なら、ED症状が自分への自信の喪失につながりやすいからです。 ですから本人に改善したい気持ちがある場合は、医師に治療薬の切り替えなどについて相談することが大切になります。

抗うつ薬を自分の判断で中止してしまうのは危険ですので、EDになりにくい薬に変えられるかどうかをかならず医師に相談しましょう。また薬の切り替えが難しくても、バイアグラなどのED治療薬を同時に処方してもらえるケースがあります。ED治療薬と抗うつ薬の併用は、特に問題がないとされているからです。

患者さん本人の希望があることが前提ですが、このような方法もありますので一度主治医に気軽に聞いてみることをおすすめします。