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家庭内で性がタブーになってしまった日本人

恋人同士だった頃には普通に体の関係があったのに、結婚後は気づけばセックスレスに…そんなカップルは非常に多いと思います。さまざまな原因が考えられますが、意外と多いのが「性のタブー視」です。

家庭で性的な関係を結ぶことに、何となく生理的な嫌悪感を抱くようになってしまった人は、「いい父(いい母)」であることを少しやめたほうがいいかもしれません。

◆日本の家庭では、性にまつわる話題は禁止!?

特に日本は、家庭に性的なことを持ち込みたがらない風潮があります。たとえば、お茶の間でラブシーンが流れると皆がシーンとしてしまう…そんな経験がある人も多いでしょう。 これは、家庭内で性がタブーになってしまっているからです。

ですから日本では、性教育をおこなう家庭も少ないといわれています。本来なら正しい知識を子どもに授けることはいいことのはずなのですが、日本の家では何となく「触れてはいけない話題」になってしまうのです。

その結果どうなるかというと、子どもは「性的なことはいけないことなんだ」と思うようになります。一方で十代からの性交渉が当たり前になっていますから、親に隠れて外で経験を積み重ねるという、ちょっとバランスの悪い国になっているのです。

もちろん性的なことは、堂々とオープンに話せばいいというものでもありませんし、「秘すれば花」というように、大人がひそやかに味わう楽しみでもあります。しかし家庭であまりに性をタブー視してしまうと、その子が大きくなって結婚した時に、同じように家の中に性を持ち込みたがらなくなってしまう可能性があるのです。 それでいて外では浮気をする、ということになってしまうかもしれません。

そう考えると、日本の家庭ではもう少し性の扱い方を変えたほうがいいのでしょう。あまり他人様に話して聞かせるようなことではないけれど、決していけないことではなく、愛し合う男女なら当たり前のこと…そんな教え方が必要なのです。

◆欧米の夫婦をまねて、もう少し夫婦2人きりの時間を持とう!

既に性をタブー視する習慣がついてしまった人は、まず自分に与えられた役割を少し捨ててみることから始めましょう。

というのも家庭に性を持ち込みたがらない人は、「両親とは聖人君子であるべき」「いい父(母)と性的なことは両立しない」という考えを、無意識のうちに持ってしまっているからです。

その点、欧米の夫婦のほうがいい意味で自由なことが多く、週末にはベビーシッターに子どもを預けて夫婦で食事に出かけたりしています。また寝室も日本と違って、夫婦だけのスペースを確保している家が多いため、自然と家庭内にセックスを持ち込みやすくなっているのです。

一方、住宅の狭い日本では夫婦2人きりの部屋などない家庭も多いですし、「子どもを他人に預けてまでデートなんて…」という罪悪感も強いでしょう。しかしセックスレスを解消するためには、そこは割り切って、意識して夫婦の時間を持つ努力も必要なのです。

むしろ夫婦がいつまでも仲良くいることは、子どもにもいい影響を及ぼします。もちろん好き勝手やっていいわけではありませんが、日本の夫婦はもっとオスとメスに戻ったほうが、バランスが良くなるはずです。