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性に対してオープンに語り合えますか?

日本の性教育は、世界に比べて非常にお粗末で、遅れていると言われます。

最も性教育が進んでいるとされるオランダでは、義務教育開始年齢である5歳から、年齢にあわせてきちんとした性教育を行っており、12歳までにはコンドームの使い方もしっかりと身につけているのだそうです。

また、アメリカやフランスなど、多くの国で避妊具の知識は学校教育のなかで伝えられるのが一般的となっていて、無知のために子供が被害者、加害者とならないよう、正しい知識が伝えられています。

現に、性教育をきちんと受ける国では、若者の性犯罪や人工中絶、性病感染などは、低い数値となっています。

アメリカのある州では、警察からの要請で性教育を行っている所もあるなど、性に対してきちんとした知識を身につけることが性犯罪の抑止につながると認識されているのです。

◆遅れている日本の性教育

多くの国では小中高でしっかりと性について学ぶのに対し、日本では性教育については学習要項がなく、何を教えれば良いのかの方針さえ決められていないため、教師も教えようがないといった状況があるようです。

性教育の時間も、高校3年間のトータルで10時間程度となっていて、ほとんど行われていないといっても過言ではありません。実際に、性教育を受けた高校生は、授業には何の意味もなかったと感じている場合が多いようです。

この性教育のお粗末さと、教師のあいまいな態度から、日本人は性に対して「何となく悪いこと」「積極的に口に出してはいけないもの」といった認識を持ってしまい、これがセックスレスの増加にもつながっているのではないかという意見もあるのです。

◆性への偏見が悲劇を生む!?

あいまいで乏しい内容である性教育を補うため、男性はAVなどで性の知識を磨こうとする場合もあるようですが、これが悲劇の元凶だという声も多いようです。

AVは、あくまでもエンターテイメント、男性向けファンタジーの一種として捉えるべきものなのですが、これが理想の性の形と誤解する男性は後を絶ちません。

映像はあくまでも娯楽の一種ですから、見ている人を飽きさせないように過激な表現となる場合が多くなっています。
これがスタンダードと誤解する男性は、女性も過激な行為ほど悦ぶのだと信じてしまうのですが、実際の女性は、AVのような激しい性交を好まないという人の方が圧倒的に多いのです。

もっとソフトで緩やかなセックスの方がいい、と思ってはいても、それを口に出すのは恥ずかしい、男性の顔をつぶすようでためらわれる、という女性も多く、無理して男性の行為に耐えている、といった側面もあるようです。こうしたことの積み重ねから、女性は次第にセックスを重荷と考えるようになると言われます。

逆に、男性もAVのようなセックスを行おうとすれば、かなり無理を重ねることとなるでしょう。

若くて体力があるうちは何とかなっても、年齢を重ねるにしたがい、身体への負担も大きくなり、やがては行為そのものに対して嫌悪感をいだくこともあるようです。

お互いに無理をした結果、疲れ果ててセックスレスになっているとすれば、とても残念なことです。

誤った知識に基づいたセックスではなく、もっとオープンにお互いの本音をぶつけ合えば、今とは全く違う形でセックスを楽しめるようになるのではないでしょうか。

円満な家庭を長く続けるためにも、夫婦で一度ゆっくり話し合いの時間をとってみてはいかがでしょうか。