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セックスレスは「心のすれ違い」に発展する

長引くセックスレスは、体のみならず、カップル間の心の距離まで空けてしまいます。特にどちらかが我慢を強いられている場合、表面上は仲がよく見えても、必ずどこかにひずみが生じてしまうはずです。

◆1番の問題は、「相手の欲求を無視し続けること」

セックスレスといっても、男女がお互いに今の関係に心から満足し、温かな愛情で結ばれている場合には大きな問題になりません。実際、年齢を重ねるにつれてそのような関係になっていくカップルも少なくないでしょう。

しかし中には、両方もしくは片方が我慢しているだけというケースもあります。たとえば以前に何度か誘いをかけても、相手から拒絶された場合、それ以上誘うのが怖くなってしまう人は非常に多いものです。
そして「夫婦なんてこんなものだ」と自分に言い聞かせて、セックスなしの関係を続けてしまいます。

しかしそのような我慢は、当然ながら健康的ではありません。性的に欲求不満になるのはもちろんのこと、パートナーに本音を話せないという心の距離感も生まれてしまいます。

さらに問題なのは、そんなパートナーの不満に気づかなかったり、訴えを無視つづけてしまったりする身勝手さです。「自分はもうしたくないのだから、それでいい」というのは愛情の欠乏であり、夫婦をやっていく上で大きな障害になるでしょう。

◆一方的に拒絶せず、相手を思いやることが大切

このようにセックスレスとは、体以上に「心がすれ違う」ことが1番の問題だといえます。どんなに肉体的なつながりを求めていても、それをパートナーに伝えられない…どうせ誘っても断られる…そんな思いを抱えながら生活するうち、いずれどこかでムリが出てくるはずです。

たとえば何かのタイミングで浮気に走ってしまうこともあるでしょうし、欲求不満が相手への怒りとなって静かに降り積もっていくこともあるでしょう。そして気づけば会話も少なくなり、お互いに何を考えているのかさっぱり分からなくなることもあります。
しかしその根底にあるものを紐解いてみれば、「パートナーに拒絶された悲しさ」が大きいのです。

このように関係が機能不全を起こさないためにも、セックスレスを身勝手に長引かせるのは良くありません。相手が誘ってきた場合はなるべく求めに応じるか、どうしてもできない場合は別の日を提案するようにしたいものです。

もちろん、自分は性欲がかなり枯れているのに、ムリを押してまで常にがんばることはありませんが、そこはきちんと話し合い、お互いに妥協点を見つける努力が大切でしょう。「いつでも断りっぱなし」の状態が良くないのです。

たとえ夫婦であっても、セックスに誘うということには意外に勇気が必要です。それを理解せずに何度も自己都合で拒絶してしまっては、相手を深く傷つけ、いずれ手痛いしっぺ返しを食らうことになるかもしれません。
長く続く夫婦関係に、「見てみぬフリ」は通用しないのです。