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「妻とだけできない」男性が急増している理由

セックスレス原因となるEDの中でも、最近とみに増えているのが「妻だけED」と呼ばれるものです。その名の通り、妻を相手にすると萎えてしまうという深刻な症状で、内容が内容なだけに妻にハッキリと説明もできないものです。

◆夫婦が親子になってしまうのが原因!?

妻だけEDは、当の妻本人にしてみればこの上なく悲しい症状だといえます。なぜ自分にだけ夫は勃起しないのか、と深く悩んでしまうでしょう。

夫もそうなることが分かっているから、「元気がない」「疲れている」といった当たり障りのない理由を持ち出して妻を拒絶します。しかしえてして男性は大ざっぱですので、パソコンに残ったアダルト動画の閲覧履歴や浮気の証拠などが見つかってしまい、実は性欲が十分にあったことがバレてしまうようです。

もちろん単純に「飽きた」という慣れの問題もありますが、もっと根深い原因が潜んでいることも少なくありません。特に多くの夫婦に見られるのが「親子のような関係性になってしまう」というものです。

結婚前は可愛い恋人だった妻も、やがて家庭を切り盛りしていくうちに頼もしい「母」となります。子どもが生まれればなおさらでしょう。それ自体はある意味自然なことなのですが、同時に夫が「長男」のように子ども化してしまうケースが多いようです。

特に日本は欧米と比べると、子どもが産まれてから夫婦だけで行動する機会が激減しますし、寝室すら離れてしまうことも珍しくありません。また妻のほうが財布のひもを握っている家庭が多いため、夫がお小遣い制となるのもまさに親子を彷彿とさせます。

◆親子化から抜け出すためには根気強い治療が必要

男性は、母親的な存在の女性とは性交渉を持とうと思わないものです。ひどい場合は妻の裸にすら目を背けてしまいます。それも近親相姦を避けるための本能だといえるでしょう。

本当はそこまで行く前に、夫婦が「男女」を維持できるような工夫が必要です。月に1度は子どもを預けて二人きりでデートするなど、お互いに親子化しないよう意識することが大切になります。もちろん毎朝毎晩のキスだけでも大きな効果があるはずです。

しかし一度親子化してしまった夫婦の改修計画は、かなり難易度が高いとされています。セックス・セラピーを扱う精神科医の阿部輝夫氏によれば、妻との性的関係が取り戻せるケースは全体の3割にとどまる上、セラピーに1年以上の期間を要するとのことです。また残りの3割は離婚、そして残りの4割は途中で挫折してしまうといいます。

そもそも男性は、妻だけEDに限らず自分の勃起機能の改善に積極的に乗り出さない人が多く、ますますセックスレスに歯止めをかけられない状況へとつながっています。 しかし離婚するつもりがないのであれば、せっかくの夫婦関係を向上させる努力をしてみてほしい、と願わずにはいられません。