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女性の性機能障害は原因に応じた治療を

女性性機能障害(FSD)を克服するためには、性交痛を緩和させる潤滑ゼリーの使用のほか、必要に応じて婦人科や女性専用クリニックから薬を処方してもらうなどの方法があります。 FSDを扱うクリニックはまだ少ないのが現状ですが、ぜひパートナーとのセックスレス解消のためにもぜひ色々と調べて治療を始めてみましょう。

◆原因に合ったさまざまな治療法がある

女性性機能障害の治療においては、まず原因を特定することから開始するのが一般的です。男性のEDなら、現在はバイアグラなどの優れた治療薬が存在するのですが、女性の場合は勃起のような明確な機能ではないだけに、人によって原因も症状もさまざまです。

例えば過去のトラウマをはじめとする心理的な要因の場合は、心療内科や精神科でカウンセリングや行動療法といった専門的なアプローチが必要になってきます。必要に応じてパートナーの参加が望ましいと判断されることもあります。

また加齢による萎縮性膣炎や更年期障害の場合は、ホルモンの補充療法などが検討されることもありますし、処女膜強靭症などの物理的な障害があるケースでは外科手術の可能性もあるのです。

一般的に男性の性機能障害よりも、まだまだFSDの治療法は進んでいないのが現状です。しかし心理的な原因が多いことから、パートナーである男性の協力も大いに必要となることがFSDの特徴だといえます。 ですから今後、夫婦で治療するようなメソッドがますます確立されていくのではないかと推測されています。

◆ホルモン配合の塗り薬や器具の使用も

現在のところ、性交痛や膣の潤い不足からくる性機能障害には潤滑ゼリーが広く使用されています。薬局で簡単に購入できるもので、デリケートゾーンに優しい成分が使われているものがほとんどです。口に入れても問題ないものも多く見られます。

また「バストミン」という外用薬は女性ホルモンを配合した軟膏で、もともと処方箋が必要だった薬を市販薬に切り替えた「OTC医薬品」です。萎縮性膣炎などの更年期症状を緩和してくれます。

また「グローミン」という薬は、男性ホルモンのテストステロンを配合した薬です。性欲は男女を問わず男性ホルモンによる作用ですので、性欲の低下が著しい場合は女性にも使用することができます。 女性用ホルモンの薬と混ぜて使うことが一般的ですので、クリニックなどで処方してもらうのがもっとも安全でしょう。

さらに挿入が難しい女性には、「ダイレーター」というシリコン製の棒を膣内に挿入して慣らしていくという方法もあります。性同一性障害の人が膣を形成した人によくおこなわれるものですが、性交の難しい女性に対しても適用されます。 異物の挿入に対する恐怖感の強い場合に、認知行動療法の1つとして選択されるものです。医師の指導のもと、自分で訓練する方法になります。

ちなみに海外には「ウーメラ」という女性用のバイアグラのような薬もありますが、日本では未認可です。

このようにさまざまな治療法がありますので、FSDを克服したい女性はぜひ病院やクリニックに相談してみましょう。